ユーラシアスタッフの一服の涼コメント第二回は、岩間、池田、坂岸、木佐森、水島、古橋、津留田、岡本、影山、大西です!
■岩間裕子
言うまでもないが夏は暑い!しかしテレビを見ているとアイスクールスカーフやら首かけ扇風機、ひんやりパッドと日本には沢山の快適グッズが売られているものだと感心します。でも海外へ行くとそうはいきません。
通年毎月行っている添乗先では冷房がガンガンかかり寒い位の社内とは違い日中どんなに暑くとも屋外を歩き回る故、今まで色々な暑さを体験してきましたが、やはりNO1は人間が住む場所で一番の酷暑と言われるダナキルでしょう。車を出るとフラッと目眩がしそうな炎天下の中、現地の人は塩を堀続ける肉体労働。生きる為とはいえ、その土地に住む人の適応力、逞しさを感じずにはいられませんでした。
寒がり暑がりのくせに寒いときには更なる寒さを求め、暑いときには暑い場所を欲する私は今日もまた、けたたましいセミの声を聞きながら更なる暑さを求めダナキルを想う、、
■池田僚子
夏はスイカで涼をとるのが一番。以前、中国シルクロードをたどり、立ち寄ったカラクリ湖で頂いたスイカは忘れられません。高地なので暑くはないのですが、砂漠地帯を巡った為カラカラに乾いた身体にスイカの水分が染み渡り、ほっとすることができました。甘さ少なめでしたが、また食べたいと思いつつ、今は日本の甘いスイカを頂いています。
■坂岸茉莉
年中常夏のキューバ。加えて湿度が高い亜熱帯性海洋気候の為、どの家も扉がいつでもフル・オープン。「治安面は大丈夫?」という私の問いに、「社会主義のこの国の給与は原則、皆、同じ。人のものを盗らなくても生きていけるのよ。」と満面の笑み。冷房設備が無いからか、軒先で談笑、道路で楽器演奏、道端でダンスをする彼らを横目に、扉の如しCUBANOS(キューバ人)のフル・オープンなマインドは、きっとこの“外”文化から来ているのだろうな、と確信しました。
■木佐森理子
夏に食べたくなるものの1つ、アイスクリーム。中でも、液体窒素アイスクリームは出来立てを食べることができます。液体窒素アイスクリームは注文してから作り始め、数分で完成します。液体窒素で作られる工程を目の前で見ることができるのです。食べると、ひんやりと冷たい白煙が口から出るため、海外では「ドラゴンの息」と言われているそうです。
■水島聖華
夏、東京人でもフレッシュエアーに飢えた時は散歩気分で駆け込めてしまう森林浴場があります。東京屈指のセレブの街、白金台にある「国立科学博物館付属自然教育園」をご存知ですか?ここは東京ドーム4個分、6万坪もの広大な森が広がっている、都会のオアシスです。園内の木々や緑は限りなく手付かずのまま残されていて、園内に足を一歩踏み入れるとそこは都会の喧騒とは離れた別世界。深い森を抜けると沼と湿地帯が広がる水生植物園もあります。隣接する庭園美術館もリフレッシュ出来ます。
■古橋奈緒美
フィリピンのハロハロ、韓国のパッピンス等日本でも人気の海外発祥の見た目にも豪華なかき氷。近年では日本のかき氷にも様々なフレーバーが登場し、シロップも果肉入りソースになる等進化し、美味しく食べることができるだけでなく、目で見て楽しめるものになりました。
なかでも天然氷で作ったものはフワフワであの独特の頭がキーンとなることもなく希少価値も相まって、夏は炎天下にも関わらず店に行列ができるほど。
今年は行列に並ぶことは叶わないので、自宅にある使い古したかき氷器を使って、冷蔵庫で作った氷をゴリゴリと削り、自分なりに世界のかき氷作りに挑戦し、夏らしい体験をしたいと思います。
■津留田真子
セミが聴こえてくるようになると、やはりひんやりとしたそうめんが食べたくなります。つゆと薬味だけではなく、トマトやナス、オクラなどの夏野菜を使い、様々なアレンジをして食べています。私の地元兵庫県の播州は、「そうめんやっぱり揖保乃糸」というコマーシャルで有名な、手延べそうめん揖保乃糸の生産地で、幼い頃から夏に食べるものといえば、そうめんでした。流しそうめんを家族でする事も夏の楽しみのひとつですね。暑い夏にすっと入ってくるひんやりなそうめんで涼を感じてみてはいかがでしょうか。
■岡本芙紀子
暑い夏の日は水族館に行くのが好きです。館内は冷房も効いていますし、何より見ていて涼しい!甥っ子と行った京都水族館ではイルカショーの客席から、お隣の梅小路公園がよく見えて広々と開放感があります。あえて最前列に座って、頑張っているイルカ達に水をかけて頂くのもアリかも知れませんね!
■影山絵梨香
中東の砂漠地帯で見られる風採り塔「バードギール(風を捕まえるの意)」。吹き込む熱風が地下水の気化熱で冷やされた後、地上の居住空間へと流れ、また暖まると上部から外へ逃げていく仕組みです。
シンプルなようですが、地域によって塔の高さや形が異なり、うまく風を捕らえるための工夫が凝らされています。天然のクーラーとしてエコの分野からも注目され、持続可能なまちづくりで知られるイギリスの「BedZET」にも採用されているそう。
自宅でも風の通り道を意識して換気するだけでだいぶ気持ち良いです。無理のない範囲で、エコなアイデアを取り入れたいものですね。
■大西理子
寝苦しい夜にお勧めしたい一冊があります。吉村昭氏の『羆嵐』(くまあらし/新潮社)です。1915年に北海道で実際に起きたヒグマの事件を題材にした小説です。
数年前の熱帯夜、ある読書会の課題本だったこの小説を読み始めたところ、あまりにも凄絶な内容に背筋が凍りました。そして読み終えた後は体の芯が冷えきり、布団にくるまって寝たのでした。
登別のくま牧場でみた愛嬌たっぷりのヒグマちゃんたち。知床のクルーズ船から興奮して眺めた凛々しい野生のヒグマたち。。。しかし、北海道の開拓の歴史において現実はもっと厳しいものだったのです。
その年の夏、わたしは取り憑かれように熊の事件の資料を読み漁り、山の神ともいうべき存在への畏れと恐怖で暑さを忘れたのでした。
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