ユーラシアスタッフの一服の涼~その1~

マスクの着用をして過ごすということが見込まれる今年の夏。海外や日本で知った夏を快適に過ごす為の人々の知恵や工夫、夏の風物詩、是非とも訪れてみたい避暑地などをお届けします。初回は、前田、岩田、郷治、河合、吉野、土屋、河上、舟田、池田、伊藤です。

■前田潤子

灼熱の日差しのスペインの夏にぴったりの食べ物はガスパチョ。スペインのアンダルシア地方が発祥の冷製スープです。主にトマトベースですが、トマトを使用しない白いガスパチョもあるそうです。数年前の7月に休暇でアンダルシアに行った際、日中の日差しの強さにバテ気味だった体をガスパチョのトマトの酸味と冷たいスープが癒してくれ、旅行中毎日のように食べていました。中でもカルモナのパラドールで食べたガスパチョは特に美味しくて記憶に残ってます。本場のガスパチョを食べにスペインに行ける日が早く来るのを祈りつつ、ひとまずこれから本格的に暑くなる日本でガスパチョを食べたいと思います。

■岩田猛

夏の強烈な日差しを遮るように建物のファサードに取り込まれた庇状のルーバー。ル・コルビュジエは、これを「ブリーズ・ソレイユ(太陽を砕くと言う意味)」と名付け多用しました。南仏・マルセイユの集合住宅「ユニテ・ダビタシオン(上段左)や、インド・チャンディーガルの州政府機関の建築群(上右/中)が有名です。世界各地の都市では、今でも様々なブリーズ・ソレイユが見られますが、中央アジアの国々のイスラミックなデザイン(下)が印象的でした。

■郷治 純平

暑い夏に欠かせないそうめん。おいしいけれど、いまいち物足りない…ということで、香川名物(らしい)なすそうめんにチャレンジ。唐辛子を入れた温かいつゆに、なすと油揚げを添えたそうめんです。少しピリ辛でボリュームもあり、疲れを吹き飛ばしてくれました。

■河合 郁穂

夏バテで元気が出ないなという時に食欲をそそるのはやはりスパイシーなお料理です。北アフリカのチュニジア料理は、野菜やシーフードが豊富で、旅で酷使されがちなお腹にも◎。でも、レストランのテーブルに必ず置いてある赤い「ハリッサ」は、唐辛子にスパイス、ニンニク、油を加えてペースト状にしたもので、サラダにもパンにも何にでも合う!結果、つい、食べ過ぎてしまう。そんな魅惑の調味料です。最近では日本でも手に入りますので、暑い夏をこれで乗り切ろうと思います。

■吉野加奈子

やはり、夏は暑いですね。そんな夏を涼しく過ごす方法として風鈴が夏の風物詩、というような印象が私にはあります。埼玉県の川越に、風鈴で有名な神社があります。川越氷川神社です。たくさんの風鈴があり、風が吹くと爽やかな音色があたり一面に響き渡ります。また、幻想的な世界観に思わずうっとりとしてしまいます。ただ、炎天下のただでさえ暑い中、アツアツの恋人も多く、全然涼しくない一面も!?

■土屋比呂子

仕事で日本にいない時が多かったので、猛暑の日本の夏を過ごすのは20何年ぶりかもしれないと思考し、そんな中で思い出すのは、南極クルーズで行われる南極海飛び込み大会。バスローブを羽織っている人々の写真は飛び込みのために列を作っているところ。もちろんバスローブの下は水着。腰にハーネスつけて一気に飛び込み!すっごい冷たいですが上がった後は身体が一瞬ポカポカ、でもその後は熱いシャワーに直行でした。汗っかきの私ですがせめて涼しい(寒い)思い出で涼を感じようとしています。

■河上直将

私が人生で衝撃を受けた場所、オーストラリアの世界遺産ブルーマウンテン国立公園です。見渡す限りユーカリの森が広がってる景色に驚きと感動は間違いないです。トロッコ列車、ロープウェイ、ゴンドラと様々な視点から景色を楽しんだり、森の中を散策することもできます。日本とは真逆の季節であるため少し肌寒い時期ですが是非行かれてみてはいかがでしょうか。

■舟田加菜絵

私の避暑地=映画館のハシゴは極力控え、グリーンカーテン、ホラー映画、冷製スープで納涼。体感、見た目とも涼しいグリーンカーテンの内側(室内)でホラー映画を観れば、背筋がゾクゾク更に涼しい気がします。普段は嫌なのに恐怖を欲するのは夏のせいでしょう。観ては食欲減退もしばしば。。そこで重宝するのが冷製スープです。特に気に入っているのは、リトアニアで飲んだシャルティバルシチェイ。このスープのキツ…鮮やかなピンク色は、栄養価が高く飲む血液と表されるビーツの赤色と、サワークリームの白色を混ぜた色です。クセになる酸味に加え、夏バテ防止を期待できる有難い一品…ホラー映画からダメージを受けた心も癒されるようです。ギラ(黒パンを発酵させて作る甘い飲料)もあれば完璧ですが。この冷んやり3点セットで猛暑には屈しません。

■池田早月

トルコ内陸アナトリア地方にあるカッパドキアには、観光客に人気の「洞窟ホテル」があります。トルコ内陸部は乾燥が強く、夏は灼熱、冬は極寒という厳しい気候のため、古くから人々は快適に過ごすために天然の巨岩をくり抜いて洞窟居住をしていました。現在ではその洞窟居住区の一部はホテルとなっており、日本人観光客にも大変人気があります。8月は30度を超える暑さですが、天然石の壁はひんやりとしていて、日中でも冷房なしで快適に過ごせます。自宅を岩壁にするわけにはいかないものの、トルコを真似て裏庭に天然石を撒いたら、少し体感温度が下がった気がしました。

■伊藤三智夫 

私が避暑として訪れたい憧れの夏のリゾートはアルプスの南山麓のグルッソネイ-サン-ジャンです。アルプスと言うとスイスのイメージがありますが北イタリアにもアルプス山脈が伸びています。世界中から観光客の集まるスイスアルプスとは違ってイタリアンアルプスはヨーロッパのアウトドアスポーツ好きの人々が集まるリゾートです。混雑とは無縁の環境でハイキングやトレッキングを満喫できます。北イタリアはスイスに比べて物価もリーズナブルで食事も美味しく終日アクティブに過ごした後は地産地消の料理に舌鼓!!スイスではちょっと難しい野生のエーデルワイスも比較的容易に発見することもできます。来年の夏はぜひイタリアンアルプスに足を運んでみてはいかがでしょうか?

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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