スウェーデンより~その25~(現地在住の元社員青木さん)

スウェーデンは先週末にほぼ全てのコロナ規制が撤廃されました。

医療従事者としては、感染者は増加傾向で、ワクチンが早かった高齢者は効果が切れたのか久しぶりに高齢者施設での感染者も出始めたので三回目のワクチンをしてからの方が良いのではと思いますが、一般市民としては町の中心部のお店が次々と閉店していくのを目の当たりにもしてきたし、またいっぱいいっぱいになったら規制すればいいのかなとも思います。レストランのテーブル四人までという制限がなくなったので久しぶりに昔の同僚と集まったり、週末家の近所に散歩にでましたがどこも人・人・人でした。森に行ってみましたがそこもオリエンテーリングをする人で賑わっていました。子供達が学校の体育で同じ森でオリエンテーリングをしていますがインターネットで検索するとオリエンテーリングの地図がダウンロードできるようです。森の中ではあちこちに目印らしいテープが巻かれています。港方面、ストックホルム大学方面といろいろ道が枝分かれしていくので地図があると便利ですし、何より目的があったほうが歩くのも楽しいので次回は私たちもやってみようと思いました。

今回は森をぬけたところにある新興住宅街のクレープ屋が目的地でした。外国料理のレストランは移民が経営しているところが多いですが、ここのオーナー夫妻はスペイン語を話していました。私が良く行く寿司屋はモンゴル人の店で、オーナーの男性は朝青龍にそっくりですが白鳳ファンのジェントルマンで非常に研究熱心です。初対面の頃はどうして日本人の私が自分の店を贔屓にしているのかとか日本の寿司を比べて味はどうか等質問攻めにあいました。スウェーデンではカリフォルニアロールにシラチャマヨネーズをかけてフライドオニオンがかかったものや握りでマグロに香菜と赤唐辛子とかちょっと上にトッピングがあるものが好まれます。見た目がかなり派手で怪しいですが、一昔前とは違ってお米もちゃんと炊かれていてトッピングを全部無くしてもらえば普通に美味しい寿司です。外国人の店はスウェーデン人好みのインテリアや盛り付けで人気を博していて良くも悪くも純日本風の日本人経営の店はすっかり押され気味です。ストックホルムはスウェーデンでも移民が多い町なのでエリトリア料理、エチオピア料理、レバノン料理、バングラデシュ料理といった日本ではあまりみかけない国のレストランもあってスウェーデン料理より安くておいしくてお勧めです。(下記写真は上から豚骨ラーメン、モンゴル人がシェフのお寿司屋さん、レバノン料理の前菜、エチオピア料理)

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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