スウェーデンより~その26~(現地在住の元社員青木さん)

こちらは二週間前から冬時間になり、初雪が降り、一気に冬になりました。夜は氷点下の日が多くなっています。

ドイツやオーストリアはコロナ感染者が激増していてクリスマスマーケットが開催されるかどうかが気になる今日この頃です。ストックホルムのクリスマスマーケットは今週の金曜日から始まります。

先週、ストックホルム県の小中学校は秋休みだったので家族で南スウェーデンのスコーネ地方に行きました。

義両親に会うこととデンマークにいる友人に会うことが主な目的でしたが、うっかりパスポートも永住許可証も持たずに出かけてしまいました。先週の時点では北欧国籍者が北欧各国発行の免許証を所持していれば国境は越えられると案内がでていて、免許証には国籍は記載されていないのでこれはいける、と思い切って行ってみました。行きは人身事故で電車が止まり代替えバスで途中のコペンハーゲン空港まで行く羽目になり、帰りはスウェーデン人観光客で座れないくらいの混雑で警官はホームから動けず全くノーチェックの国境越えでした。ノルウェーに飛行機で行った友人は空港で一切チェックが無く、デンマークの友人も先日フランスに出張した際、免許証でチェックインできた、と言っておりコペンハーゲンもスウェーデン人で一杯でなんだかコロナ前に戻った気分でした。

コペンハーゲンではカラフルな街並みを眺めたり、世界三大ガッカリ名所の人魚姫をみたり、(私は何十回と見ていますが、別にガッカリしません!)15年ぶり?にチボリに行きました。小さい遊園地であまり乗りたいものもありませんでしたが、ハロウィーンの飾りがとても可愛かったです。クリスマスの飾りもとても綺麗で、入場料を払って中に入って屋台の食べ物を頂きながら散歩するのが楽しいところです。

スコーネではルンドという古い教会のある大学街へ行きました。ここには12世紀に建設が始まった大聖堂があって、15世紀に作られた天文時計があります。15時に音楽に合わせて中から人形が出てくるので時間に合わせて行くのがお勧めです。大聖堂のそばには古い農家や民家を集めた博物館があって、昔の農機具や漁具、家具などが展示されています。

滞在していたボスタードという町は夏のリゾートで季節外れの今はゴーストタウンでした。ほとんど人に会うことも無くブラブラ散歩をしていたら平成天皇が皇太子時代にJFケネディと滞在したという建物に出くわしました。昔の病院今はお化け屋敷にみえる陰鬱な建物でしたが、ノーベルの甥が建てたという当時の社交場として活躍したホテルだったようです。ボスタードは大きいテニストーナメントが開かれる町ですが、とても小さい町なのでそんな有名人がこんなところに!ととても驚きました。

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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