スウェーデンより~その21~(現地在住の元社員青木さん)

皆さま、ワクチンの予約は無事取れましたか?

私は以前の新聞社の世論調査では「様子見・うちたくない」が過半数以上だった日本からのワクチン狂騒曲に驚いています。第三、第四、と波が続いたからでしょうか。

スウェーデンは国民の半数が一回のワクチンを終えたようですが、スローペースです。ストックホルム県は今日現在で1976年以前の生まれの人のワクチン予約が始まっていますが、南のスコーネ県は1960年以前と県によってもばらつきがあるようです。ともあれ、高齢者の接種が完了しはじめ、死亡者数が激減しているので良かったです。

感染者数でみるとヨーロッパの多くの国は相変わらず日本よりはるかに多く、スウェーデンは10万人当たりでいうとインドを超えていますが、数だけみると全く問題なさそうな日本が医療崩壊と言われて大騒ぎのように、検査へのアクセスや検査数が国によって全く違うので感染者の数はあまり当てにならないのかなと思います。とはいえ、EU内の移動の基準が感染者数で違ってくるので夏にEU内の旅行に出たい私としては感染者数に一喜一憂する日々が続いています。

5月は寒暖差とお天気の変わりかたが激しく、20度を超えたかと思うと翌日は雪が降ったりと体調管理が難しい月です。年度末にあたっていて毎年忙しい月ですが、今年は長男の中学年(4年~6年)の最終の試験があったり私は卒業論文を書いていたりいつもに増して忙しくあっという間にひと月が過ぎました。

遠出はできませんでしたが、近所の公園に花を見に行って外でアイスやビールを楽しみました。まず咲くのは桜の木で花の色がピンクのものが先に咲き、白いものが後に咲くものが多いようです。自宅の向かいにはHumlegårdenという1619年にグスタフ二世アドルフによって整備された王立の公園がありますが、自然災害が少ない国だけあってどの木も見事な大木です。写真のマロニエの木は日本の4,5階くらいの高さがあって秋に実が落ちる時は頭にまともにくらうとかなり痛いです。ここ数日、ぼちぼち林檎の花が咲きだしました。球根はクロッカスが終わって今はラッパ水仙とチューリップが満開になっています。

半年の長い冬の後に一か月ほどの短い春がやってきて、来月は夏(休み)に入ります。

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

0コメント

  • 1000 / 1000