スウェーデンより~その13~(現地在住の元社員青木さん)

日曜日に引き続きスウェーデン在住の元社員青木さんからの現地の様子をお届けいたします。

 ↑ステューレ広場

 現在は少々状況が変わっていますが、このお便りを書いた12月1日は、イギリスからのGoToスウェーデン、テレワーク@ストックホルムが人気でした。ストックホルムはEU内の首都でマドリードとブリュッセルに続き、第三位のコロナ陽性率を誇っていますが、まあEU内の感染っぷりはどんぐりの背比べなのであまり気にならないようです。シェンゲン協定内からのスウェーデン入国に自宅待機等の制限がないこと、時差が1時間しかないこと、英語が完全に通じること、インターネットの環境がとても良いことなどが人気の理由のようです。

 ストックホルムも規制が厳しくなっていて、8人以上での集会禁止(葬式は20人)、ジムやプール、博物館の閉鎖、テレワークできる職種は自宅、とありますが、お店は全て開いていてレストランも22時以降お酒はでないものの営業は続いており、マスクも不要で、規制の厳しい国と比べるとほぼ日常通りの生活が可能です。EU内は共通の保険カードがあってよその国でも簡単に医療が受けられますし、ヨーロッパ人にとっては東京の人が沖縄でテレワークするというような気軽な感じなのかもしれません。ストックホルムは11月半ばからクリスマスのイルミネーションが点灯されて家のまわりの通りがどこも綺麗になりました。

 こちらにいると、決まって聞かれるのが、「寒いでしょう?」ですが、湿度がないせいか気温ほどの寒さを感じることはありません。室内は通年20度くらいになので冬の日本の家の方がよほど寒いです。ただ、10月半ばからクリスマスのイルミネーションが始まる前、終わってから2月くらいが鬱になるほど「暗い」です。心臓に剛毛とか超合金レベルの精神力と言われた私が気を抜くとマイナス思考になれる暗さがあります。北欧、バルト三国は自殺率がかなり高い国々ですが納得です。暗い秋を乗り切るとクリスマスのイルミネーションが始り、終わるころには日が伸びていくのでコロナでクサクサする中、今年のクリスマスは格別の癒しとなっています。

↓ノールマルム広場 ↑町の目抜き通り

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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