ユーラシアスタッフが語るおもい出と憧れの宿~その10~

ユーラシアスタッフが語るおもい出と憧れの宿~その10~は三浦、保坂、白井、岡崎、片桐、勝俣、上田、栗山、上野です。

※他のおもい出と憧れの宿コメントはこちらから

■三浦慎平

日本国民全員が行きたくなる宿泊施設が御殿場高原にある時之栖(ときのすみか)です。何故なら、日韓W杯の日本代表の合宿地として使用されたことだけでなく、富士山を見ながら天然芝でサッカー(体を動かす)が出来る為スポーツ好きは一度は訪れたくなります。スポーツなんか興味ないって方でも大丈夫。「大人のための癒しの空間」のコンセプトの下、富士山を望む温泉をはじめ、座禅や写経ができる禅堂、新鮮な御殿場高原ビールを飲める施設、金魚専門の水族館、夜には噴水ショー、冬は全国屈指の美しさを誇るイルミネーションが皆様をお出迎えしてくれます。海外旅行が好きな皆様は興味がない?大丈夫です。ブータンの家屋をモチーフにしたブータンハウスもあります。ブータンには興味がない方は??えっと…考えます。

■保坂紗亜弥

もう一度泊まるなら、世界で2つしかない7つ星ホテルの一つ、ブルネイのエンパイアホテルへ。まるで王宮のような豪華絢爛な内装のロビー、オーシャンビューで広びとした部屋…まるで王族になったような気分を味わえます。前回は1泊だけでしたが、是非連泊して、プライベートビーチや映画館、スパなどホテル滞在を思う存分楽しみたいです。

■白井沙苗

モロッコ南東部に位置するメルズーガにあるオーベルジュホテルでの宿泊は、サハラ砂漠を大満喫できました。メルズーガはサハラ砂漠にある村。文字通り"すぐそこに"サハラ砂漠があります。宿泊時、時間があるたびにホテル裏手にいき、サハラの雄大さ実感。あぁこれがサハラ砂漠だと無意識につぶやいてました。また、ホテル内には、辺りに古くから暮らしているベルベル人が使うテントなどを展示しているため、雰囲気は100点!

夕食後、屋上に出て空を見上げると、そこには満点の星空が広がっていました。周囲を見てみると怖いくらい真っ暗。何千年も前、同じように星の灯しかない真っ暗の砂漠の中、人々が移動していたのかと考えると、自分も当時にタイムスリップしたような気分に。「ロマンを感じた」という言葉にふさわしい滞在になりました。

■岡崎なつ美

今、是非泊まってみたい宿は「箱根料理宿弓庵」です。HPを見るとまずは、関節痛にも効果ありの天然温泉に魅せられます。朝日を浴びながら雄大な箱根の山々を眺められるとは最高です。さらに食のこだわりが半端ないのです。こだわりの米を始め、厳選された食材から作られる五感で味わう懐石、美容と健康をテーマに「日本一の朝食」宣言と、大変興味深いです。周辺には彫刻の森美術館を始めラリック美術館やポーラ美術館、マイセン庭園美術館、星の王子様ミュージアム、強羅公園、箱根園…観光地も多数あり国内ツアーとして、是非素敵な時間を過ごしたいです。(画像はホテルのホームページより)

■片桐駿

私がもう一度、いえ一度と言わず何度でも訪れたい宿は、岡山県の湯原温泉郷にある「輝乃湯」です。日本百名湯にも選ばれる湯原温泉郷は、なんといっても天然の大露天風呂、「砂湯」で知られています。こちらの旅館は、その料金の安さも去ることながら、歩いて行ける距離に砂湯があり、朝昼夜と露天風呂を楽しむことが出来ました。夜は、お酒を浮かべたぬるめの湯船で一杯。早朝は深い霧の中、熱めの湯船へ。時間ごとに変化する景色と音を、五感全てで味わい、心と体が満たされた温泉旅でした。

■勝俣 宝

私が一度泊まってみたいと思うのは山梨県河口湖町にあります「星のや富士」です。河口湖の後ろに裾野から大きく広がる、絶景の世界遺遺産富士山を眺めることができます。特に紅葉の時期の景色は大変素晴らしいものでございます。また、グランピングを行えるため五感で自然を感じながら雄大な富士の麓で焚火を囲み、ゆったりとした時間を過ごしてみたいです。

■上田晴一

今までの人生で最も強烈な印象に残っているのは宿ではなく、寝床です。1つはエチオピアのダナキル火山の山頂の野天泊。野ざらし吹きさらしで樹木さえ生えていない、まるで月面のような地面にマットを敷き寝袋に包まっただけ。まぶたを閉じる瞬間、一日の最後に見たのはいつもの天井ではなく夜空に瞬く星でした。2つ目はシベリア鉄道のコンパートメント。初めて寝台車で横になったので、絶え間ない振動と興奮でなかなか寝付けなかったのを憶えています。最後は、富士登山途中の山小屋かな。今はタブーの密・密・密でとにかく寝返りも打てない濃密な夜でした。

■栗山啓

山梨と長野の県境、高原の豊かな自然に囲まれた星野リゾート、リゾナーレ八ヶ岳。 ヨーロッパの旧市街のような現代建築。自然と共生しながらも、洗練された都会的なセンスを盛り込んだホテルでは、まるで外国にいるかのような非日常感を味わえます。子連れでも大人同士でも飽きない工夫がされていて、同業者から見ても、とても素晴らしいです。

■上野宏 

山梨県の八ヶ岳の南東麓に位置する清里。万博が終り何か需要喚起が無いかと始めた国鉄「ディスカバー・ジャパン」のCMで取り上げられた。当時はまだ小海線は清里駅前の蒸気機関車(C56)が現役で走っていた時代である。同時期に、1970年にマガジンハウスから『an・an』、1971年に集英社から『non-no』(ノンノ)が創刊。この雑誌は多数のカラー写真による旅行特集を掲載した。それまで女性誌と言えば付録が型紙のような洋裁の雑誌だった時代にこれは画期的だった。雑誌片手に旅へと出かける「アンノン族」が出現、今では当たり前の「旅する女性」がこの時に生まれた。これらの雑誌は頻繁に清里特集を行い、日本最高所野辺山駅で鉄道マニアくらいしか知らない、駅でもない線路に列車を止めて野菜を積み込んでいたのどかな小海線に一挙に若い女性が押し寄せた。1980年代もブームは続き、梅宮辰夫漬物本舗(梅宮辰夫)、北野印度会社(北野武)、MARCY’S(田代まさし)、クニクニ(山田邦子)などの所謂タレントショップも軒を連ね、清里駅前は若者でごった返した。清泉寮はもともと1938年(昭和13年)に建てられたキリスト教指導者研修施設で農場や牧場を含む。清里村と大泉村から、清泉寮と名付けられた。本来は静かな場所なのだろうけど、1976年(昭和51年)に生まれた牧場の牛乳から作られるソフトクリームが一挙にここを有名にした。バブル期には年間100万個売れたそうである。とりわけ豪華な宿ではないが、ここの食事、とにかく野菜が旨い。朝も夕も採れたての野菜がふんだんに並ぶ。付近のウォーキングなど体験プログラムも多数用意されているが、私の密かな楽しみは本館(旧館)の書斎。中央公論社の「世界の名著」が揃っている。殆ど人がいないのでウェーバーもフロイトもマルクスもヘーゲルものんびりと眺めることが出来る。


世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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