ユーラシアスタッフが語るおもい出と憧れの宿~その1~

 旅行の楽しみな要素の一つ「宿」。おもい出深い宿やいつかは泊まりたい憧れの宿に想いを馳せることで「非日常感」を感じられます。今回はそんな宿をお届けします。初回は土屋、伊藤三智夫、大上、中村、水島、堤、吉野、山田です。

■土屋比呂子

皆様いかがお過ごしですか。海外旅行に行くことが叶わない御時世、そのような中で私が一番泊まりたい所はやはり山がどーんと見える所。テントでも、氷河の上で寒くても山が見えれば幸せ。ジョムソン郊外のナウリコットにあるタサンビレッジはオーナーの奥様が日本人で細かい配慮がなされ、ロビーには暖炉、日本人には嬉しいお風呂もあり、こたつで温まることもできます。そしてダウラギリが目の前に!反対側にはニルギリ。山に囲まれて幸せいっぱいになりに行きたいです。

■伊藤三智夫

「陽が傾き、潮が満ちはじめると、伊勢半島の英虞湾に華麗な黄昏が訪れる。」は故山崎豊子さんの有名な小説「華麗なる一族」の冒頭です。この華麗なる黄昏を見ることができるホテルが志摩観光ホテル ザ・クラシックです。皇室をはじめ多くの著名人に愛されてきたこのホテルはホテル滞在そのものを旅の目的にすることができると思います。夕食は是非館内のレストランで、海の幸フランス料理を!!地産地消のフレンチを堪能できます。伊勢海老のクリームスープは絶品です。英虞湾の夕陽は美しすぎてうっかり写真を撮るのも忘れ見入ってしまいました、、。写真は朝の英虞湾です、、。

■大上裕子

1906(明治39)年、日露戦争に勝利した時代に作られたホテルである「奈良ホテル」。奈良公園を見下ろし、春は桜に囲まれ、冬は若草山の山焼きが見れるという好立地のところにあります。世界的著名人も多く、エドワード英国皇太子、アルベルト・アインシュタイン、ヘレンケラー女史、各皇族方や当時の首相など来館しています。ホテルの部屋や調度品を見て回るツアーも催行されていて、歴史あるホテルであることがわかります。本館は古い調度品で飾られ、食事はフランス料理。洗礼されたお皿を楽しむことができます。ぜひ桜の美しい時期に、吉野山の桜を見るのと一緒に行かれてはいかがでしょうか?

■中村由香里

温泉大好き人間としては、何度でもそのお湯につかる為に泊まりたい宿は群馬県万座温泉にある日進館、そして、個人的にもう一度泊まりたい宿は山形県銀山温泉の能登屋旅館の本館です。銀山川を挟んで大正・昭和の木造りの旅館が並ぶ風情ある街並みを散策し、大正10年に建てられた能登屋旅館の本館で、のんびりと大正浪漫に浸りたいものです。

■水島聖華

夏に、海も海鮮もお宿も満喫したい!となったらリピートしたいのは千葉県御宿の民宿「だいくどん」です。御宿は千葉県の南東、房総半島の東に位置する小さな町。海岸には約2kmに渡る真っ白な砂浜が広がり、房総を代表する海岸があります。童謡『月の沙漠』発祥の地として知られています。また、今から約400年前の西暦1609年、嵐で座礁した船を村民総出で救助にあたった縁で、メキシコとも非常に親交の深い町でもあります。お宿で必ず注文したいのは、金目鯛の舟盛り。一般的に金目鯛の旬は冬から春ですが、一年を通して脂がのっています。

■堤 春菜

青森県三沢市にある青森屋は、青森の魅力が詰まったおもてなしを受けられるお宿。星野リゾートの事業再生後、青森を紹介する為に欠かせない郷土料理やねぶた、スコップ三味線のステージ等、ザ・青森を体感できるサービスを展開し、人気になりました。写真は、りんごのねぶたが飾られたお宿の廊下と、夕食時にでた郷土料理のホタテの貝焼き味噌。青森を離れて久しい私にとっても、このごり押しの青森感が楽しめるという事が嬉しくて、よく宿泊します。個人的におすすめの訪問時期は、雪のちらつく11月下旬~2月下旬。雪景色+熱々の湯船という組み合わせがたまりません。

■吉野加奈子

オススメの宿は高野山の宿坊。旅の楽しみといえば観光地はもちろんながら、宿やその土地の食べ物、風土や習慣を感じるのも楽しみですよね。それが高野山の宿坊で全て叶います!有名なお寺に宿泊が可能で、そこで朝のお勤めを体験したり、精進料理を頂くことができます。全て手料理の精進料理はほっぺが落っこちるくらい美味しい!もしかしたら、私はベジタリアンになれるのではないか、と錯覚するくらい美味しいんです。そして高野山の朝はお勤めに参加でき、その後に食べる朝ごはんは格別です。また御朱印を集めている方は自分が泊まった宿坊の御朱印をもらうことができ、思い出深い御朱印になること間違いなし。ぜひ高野山へ行ってみてください。

■山田則子

常に満室、たった4室のスモールラグジュアリーリゾート、熱海の「海峯桜」。建築家隈研吾氏による非日常空間は、ガラスのアートや荘厳な襖絵など様々な匠のこだわりが雄大な景色と共に満喫できる空間。そんな空間でゆったりと相模湾の海の幸を堪能する時間を夢見る日々です。 写真:海峯桜HPより

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

0コメント

  • 1000 / 1000