ベルギーより~その5~(現地ガイドの藁谷さん)

大変ご無沙汰しておりました。ベルギーのガイドの藁谷です。

 この2か月(私が前回これを書かせていただいたのが5月でした。)ベルギーでは、緊急事態宣言の段階的解除が進み、現在ではレストランとカフェも再開しています。プールや映画館、遊園地なども再開しました。やっと、街に人が戻ってきた感じです。本当にやっとです。こうなる今まで、本当に長かったです。ただ、やはりまだまだ入場人数など、いろいろな制限はあるので、完全にコロナ以前のように戻るには時間がかかるでしょう。

 今日は、街中に出て行ったのですが、お天気が良かったということもあり、カフェでもレストランでも、テラス席がとてもにぎわっていました。また、以前から、一週間に会ってよい人数が決められているのですが、今現在は一週間に15人まで会ってよいことになっています。ですので、カフェなどでも、グループで座っているテーブルが沢山ありました。残念ながら、日本からの観光客はベルギーには入国できないので、日本からのお客様はいませんが、教会や美術館などでは観光客も見かけるようになってきました。

 ただ、ベルギーでは、解除が進むうえで、コロナの第二波を警戒してか、つい先日からほとんどすべての屋内の公共スペースにおいて、12歳以上はマスクの着用が義務になりました。例えば商店やスーパーマーケットなどにマスクなしで入店すると、警察に通報され、マスクを着用していない人に250ユーロの罰金が科せられます。ですので、みんなマスクをしています。一年前までは、誰一人マスクをしていなかったこの国の人たち、今日ではほぼ全員マスクをしているとは…

 話は変わりますが、今年の夏は日本に帰れません。コロナにまだまだ注意しないといけない時期なので、家にいようとも思いましたが、出かけることにしました。旅行保険も追加で掛けて、飛行機に乗るのにFFP3マスクも三人分(私と子供二人で出かけるので、三人分)入手し、訪問先の入場券も購入して、行きたいお店の時間予約もして、準備万端です。周りの人に、こんな時期に出かけるなんて、あなたたち馬鹿ですか?という顔をされましたが、行ってきます。

 無事に帰ってこられますように。無事に帰ってきて、またここで皆様にお会いできますように。皆様も、どうぞ、夏をめいっぱい楽しんで下さいませ。

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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