スイスのサンモリッツ在住の飯野です。例年であればハイシーズンの直前で何かと慌ただしい時期ですが、他の国同様に今は静かなSTAY HOME生活を送っていますので、スイスの状況を紹介がてら、この3ヶ月を振り返ります。
2月25日にスイスで最初の新型コロナ感染者が出てから、あれよあれよという間に数字が増え、感染者3万人越え、死者も2千に迫っています。
スイスは3月中旬からロックダウン（隣国の様な外出禁止ではなく自粛ですが、6人以上の集合は禁止で破ると罰金ひとり100フラン）が施行されましたが、3段階に分けてロックダウンの解除が始まっています。
第一弾は4月27日からで、美容院、マッサージ、花屋やガーデニング店、ホームセンターなどがオープンしました。美容院はみんな頭がぼさぼさでオープンを待ち構えていたため、予約がしばらく取れない状態です！
第二弾は5月11日からで、義務教育の学校、閉鎖されていた商店、博物館や美術館、レストランやバーなどもひとテーブル4名（家族は例外）までで隣とのテーブルは2m以上開けるなどの決まりを守ればオープン可能となっています。電車やバスの公共交通機関のダイヤも通常通りに戻ったようです。ただし規制緩和後も6人以上の集合禁止、2m以上のソーシャルディスタンスを保ち、衛生対策を保持することは必須です。
人々の生活がほぼ元に戻りつつありますが、感染者・死者はゼロではないので、第2波、第3波が来ることも予想されますので少し心配です。
第三弾は6月8日からで、それ以外の学校、動物園、植物園、プール、山岳鉄道（月末に再決定）、プロスポーツの無観客試合などが可能になります。1000人越えのイベントは8月末まで禁止となっています。
ということで、うまくいけば6月8日に展望台などへ上がる乗り物がオープンしますが、現在スイスへの入国はスイス人かスイスの滞在許可書を持っている人に限られますので、海外からの観光客がスイスへ来れるようになるまではもう少し時間がかかりそうです。
サンモリッツでは湖も氷も融け、春の可愛いお花が咲き始めています。毎年恒例のシュタインボックも里に下りてきています。自然界はコロナに関係なく、いつも通り春を迎えています。コロナが終息したらスイスの美しい山を歩きに来てください。
お待ちしています！
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