スウェーデンより~その33最終回~(現地在住の元社員青木さん)

 今日は夏至の日で昨日の夏至前日はあちこちでお祭りでした。家族で集まる日なので昨日今日は人通りも無くお店も閉まっていますが私は出勤日だったので職場でご馳走を頂きました。西欧・南欧諸国はアフリカからの熱波が早々に到来して40度越えの街がたくさんでているようですが、日本からも群馬県で40度越えというげんなりするニュースが届きました。

 そんな中、涼しいストックホルムを離れてストラスブールにフォアグラを食べに行ってきました。暑かったです!ストラスブールは名前(街道の町)も木組みの街並みも名物料理もドイツ由来のものが多いです。偏見かもしれませんが、名物のシュークルート(ザワークラフトと肉)もドイツより洗練された味付けな気がしますし道行く人もオシャレに見えます。今回、街のお菓子屋さんやパン屋さんがやけに目につきましたが、アルザス地方出身のパティシエはとても多いそうです。マリー・アントワネットの好物として知られるクグロフは町中で売られていて、パンに近い物とお菓子に近いもの、レーズン、アーモンド、チョコレートなど中に入っているものも色々でした。大きさも色々あるので小さいものをあちこちで買って食べ比べてみると面白いと思います。アントワネットは父親のフランツ一世がロレーヌ(ロートリンゲン)公だったことからこちらの地方の味に馴染んでいてパリの宮廷にもお抱えの料理人を伴ったそうです。街にはロアン宮殿という小さな館があり、アントワネットやナポレオン一世が滞在したそうですが、「王妃の首飾り事件」のロアン大司教の館と聞いて歴史の因縁を感じました。旧市街の中心には天を衝く大聖堂がそびえてファサードの彫刻やステンドグラスは素晴らしいです。

 日本からは暑さの便りとともに、ユーラシアのツアーがついに再開するという嬉しいニュースも届きました。このレポートはツアー再開でお終い、ということで始めましたがまさか二年以上続くとは誰も思っていませんでした。今回、たまたま日本サイドで私の駄文を手直ししてくれていた伊藤さんがスイス視察中でお礼という名の押しかけディナーを強行させていただきました。(ストラスブール・チューリヒ間は電車でたったの二時間です)

 最後に2人のツーショットで締めたいと思います。この顔をストックホルムでみかけたらぜひお声がけください。私も一日も早くユーラシアバッジをつけた方々にお会いしたいです。

 改めて読んでくださっていたユーラシアファンの皆さまと間をつないでくれていた伊藤さんにお礼を申し上げます!Vises och trevlig resa ! (またお会いしましょう、よいご旅行を)

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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