スウェーデンより~その29~(現地在住の元社員青木さん)

 前回から一か月半間があきましたが皆さまお元気ですか?多くのヨーロッパの国では二月初めに感染者数のピークを越え、コロナの制限も解除する国が増えてきています。スウェーデンも2月8日に制限がほぼ解除されました。それまであった濃厚接触者の自宅待機も無くなり、医療従事者以外の人はコロナの症状があっても検査不要で自宅で養生(風邪を引いたら家で寝ているのと同じ)になりました。

 私は先週オミクロンも落ち着いてきた中コロナになりました。ちょうど子供たちの学校が一週間休暇で、本当は今日(3月1日)ロンドンに飛んでいる予定でした。病み上がりで本調子ではないけれど子供たちが楽しみにしているししょうがない行くか、と準備していたら出発5時間前に息子が風邪症状で急遽キャンセルになりました。先週の状態は、月曜日の夜に職場から帰宅途中で喉がイガイガしだし、翌日咳が少しでたので欠勤と同時にPCR検査の予約を入れ、夕方から発熱。水曜日は検査をやったことは記憶にありますが、普通の風邪では感じたことのない物凄い倦怠感と頭の奥の頭痛でひたすら寝ていました。その後木曜日の夕方、検査結果がでて陽性確定、金曜日に熱がひき、同時に味覚障害の症状がでて、土曜日からは嗅覚味覚ゼロの状態になりました。今日は火曜日ですが、嗅覚は未だにゼロ、味覚は半分位戻ってきました。医療従事者用の無料のPCR検査はストックホルム県の医療アプリと1177という自分の医療情報を管理しているサイトにログインして申し込み、自宅に届いたキットのQRコードを同じサイトに登録させて結果を待ちます。検査は自分で行って外で待っている配達の人に渡す仕組みです。スウェーデンでは無料のPCR検査はセルフサービス方式が多くクリニックで採取する方法を取っている自治体は少ないです。やり方はキットに紙が入っているし、動画で確認することもできます。検査結果が出るとメッセージが届くので再びサイトにアクセスして確認することになります。日本のワクチンや検査の様子をみているとペーパーレス化がすすまず無駄が多いようにみえますが、スウェーデンはアプリアプリで携帯電話があることが前提すぎると感じます。上記のサイトにアクセスするだけで今までのカルテや投薬情報、採血の結果等全てみることができるのは非常に便利ですが・・・我が家もテレビも固定電話もないですが、携帯電話とパソコンは家族が一人一台所有しています。学校からのお知らせや宿題も全てネットで、何なら宿題の提出もネット・・104歳のブロガーがスウェーデンで有名ですが、義母は義父が脳梗塞で倒れてから銀行支払いやワクチンの申し込み等に四苦八苦していているしインターネットが無かった世代にはなかなか厳しいです。

  寝込んでいる間にロシアのウクライナ侵攻がすすんでヨーロッパはコロナの話題は吹き飛んでいます。スウェーデンはずっと中立を維持していて、アメリカの思惑に振り回されたくないとNATO加盟の希望も高くありませんでしたが、数日前の世論調査で初めてNATO加盟を希望する国民が過半数を越えました。距離も近いので正直他人事だったアフリカや中東の紛争と違った恐怖感があります。ロシア人とウクライナ人の友人がいますが、日本やスウェーデンではあまり語られないロシア側の言い分、ウクライナ大統領への批判等それぞれの話を聞くのは興味深いです。共通しているのは犠牲になるのは一般庶民で一日も早く落としどころをみつけて停戦してほしいという願いです。

世界の仲間と私たち~新しい日常と旅への想い~

厳しい中でも前を向いて歩きましょう・・・。ささやかな日常を共有しながら、きたる夜明けを待ちましょう。そう、明けない夜はありません!

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