かなり前に明けてしまいましたが、今年もよろしくお願い致します。まさかの足かけ三年目!12月中おかしいなと思っていましたが、スウェーデンは実力を発揮して現在世界でぶっちぎりの感染者数(対人口)を誇っております。年末年始どんちゃん騒ぎをした後で新学期&年度初めの会議の結果かなというところです。クリスマス後から室内の集まりは500人まで、座席間隔は1m以上、レストランでの会食は8人までで23時で営業停止など少し前と同じような規制が始まりましたが人の流れは全く変わりません。マスクをしている人をたまにみかけるようになりました。日常生活ではバスが来ないとか店が臨時休業とかちょっとした影響は出ています。学校も生徒の半分は欠席で先生の欠席も増えています。スウェーデンは小中学校はずっと対面授業を続けていたのでじゃあオンライン!とはならず、欠席している生徒は自力で課題を仕上げるだけの日々なので学校に苦情が多数きているようですが、先生も他の先生の分をカバーしたり忙しいのでメールしてくんな!!という逆ギレメールが一昨日届きました。我が家への影響としては、二か月前に予約していたバレエ公演がコロナで演者が揃わずキャンセルになったり、子供のバイオリンの先生が仕事と帰省でイタリアに行っていたままコロナで帰国日が不明でレッスンが延期になったり、私の職場も同僚の半分がコロナで欠勤で私が先週今週休日出勤しまくりになったり・・・といったところです。
私も子供もクリスマス後まで風邪だったので今年のクリスマス休暇は飛行機で海外は諦めて年明けにシリヤラインでフィンランドのヘルシンキに二泊三日で出かけてきました。普段、パスポートも要らないストックホルム⇔ヘルシンキですが、今回は乗船にワクチンパスと48時間以内の陰性証明+EUのパスポートか永住許可証が必要でした。船内は8割がフィンランドからの乗船者で残りがスウェーデンからと長距離のトラックドライバーでした。そのせいか、ショーはフィンランドで人気の恐竜の着ぐるみをきたヘビーメタルバンドのヘヴィサウルスがきていました。メタルバンドはフィンランドの文化の一つと認知されていて、ヘルシンキの国立博物館にもヘビーメタルがきけるイヤホンが10個ほど設置されたコーナーもあります。
この路線はシリヤラインとバイキングラインの二社が運航していますが、シリヤラインの方が料金が高い分、船内がオシャレです。船室の大きな違いは二段ベッドが2つの一般的な船室の下のベッドがくっつけられる(ダブルベッドになる)のがシリヤでならないのはバイキングで、小さい子供のいる家族や体が大きな人にダブルベッドは好評です。船内の差はシリヤラインは中が吹き抜けになっていて、レストランとお店が連なったアーケードが豪華な感じなところかと思います。個人的にはちょっとリッチな雰囲気を味わいたいならシリヤラインですが、食事はバイキングラインの方が美味しいという評価が多いので味とか値ごろ感はバイキングラインかと思います。港はバイキングの方が良い場所にあって、特にストックホルムではバイキングラインは屋上から旧市街が一望できるので大変お勧めです。ヘルシンキはいつもストックホルムより若干寒いですが、今回もマイナス15度でした。ただ観光箇所はほとんどが街の中心にあってトラムもあるのであまり外を歩かずに観光を楽しむことができます。室内が暑いので上に重ね着(下着を厚着しない)、帽子手袋滑らない靴といった小物類が冬の北欧観光の服装のコツです。
今回は4時間位町にいましたが、ウスペンスキー教会(ロシア正教)と大聖堂を見て、国立博物館に行った後、お菓子のメーカーのFazerの直営カフェでお茶をしましたFazerGEISHAという怪しい芸者印のチョコレートやムーミンの絵柄のお菓子を売っています。ゲイシャは絵は怪しいですが味は良いです。コロナ後北欧にお越しの際はぜひ試してみて下さい。スウェーデンはMarabou、ノルウェーはFrejaというお菓子メーカーがあるので食べ比べても良いかと思います。
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