スウェーデンより～その17～（現地在住の元社員青木さん）

　大変遅くなりましたがあけましておめでとうございます。昨日、久々に日本の両親と会話をして、「今年って平成何年？」と聞いたら「令和よ」と言われた私です。令和天皇やチャールズ英皇太子は私にとっては永遠の皇太子なので代替わりを知ってはいますが、イマイチピンとこないまま令和がもう三年目！と驚いています。

　スウェーデンでは先月の２７日からファイザー＆バイオンテック社のコロナのワクチンの接種が始り、私の勤務先でも全入居者は２８日に接種が終わりました。職員は勤務先の市は今週の月曜日から始り私は水曜日に一回目の接種を受けたところです。急ピッチで胡散臭いことこの上ない（失礼！）ワクチンをうつのは正直迷ったのですが、主人に「高血圧の持病もちのデブのアラフィフに迷う権利はない」とバッサリ正論を吐かれぐうの音もでなかったので迷いも吹っ切れました。昨晩は腕が痛くて寝返りはうてず、熱はでるわ頭は痛いわで「よくある副反応」の見本のようでしたが今はすっかり元気です。現在、約８万人が接種をすませ、重い副反応（アレルギー）が出た人が14件だそうです。

　今日（１月１４日）はついにコロナの死者が１万人突破し、まだまだ続きそうです。ただ、老衰だろうという人や交通事故の犠牲者も陽性者は全て数に入れるという集計方法なため、実際にコロナが主な原因で亡くなった人がどれだけいるのか？という疑問や死者の８割以上が８０歳以上ということもあって、現在は医療関係者の接種の為受ける人が多いですが、一般対象の接種が始まった際、どれくらいの人がワクチンを接種するかは未知数の状態です。

　日本は日本海側が大雪のようですが、こちらでもはじめてまとまった雪が降りました。道の雪かきはブルドーザーで建物の雪下ろしは高所作業用の車で行います。もう少しすると、つららが落ちてきそうなところの下には「つららに注意」の札がつけられます。実際、何年かに一回はつららが刺さって大けがをする人がいます。

　写真は今年のものではありませんが、市内の湖が凍ることもあります。近道になるので割と利用されますが、どこを歩いていいか分からない人は足跡をたどらないと死亡事故につながる可能性があります。本気でスケートやクロスカントリースキーをする人は這い上がれるようにカマのようなものを腰に２つつけていますが、毎年氷の下に沈む人が数人でます。近所の公園では無料のソリとヘルメットがおかれ、夏は寝っ転がる丘がソリ会場に早変わりします。子供たちが小さい頃はよく遊びに行きました。